イーサリアムの歴史

2014年頃に、開発されたイーサリアムは、2013年頃にウォータールー大学に通っていた学生のヴィダリック・ブテリンによって考案された想通貨のプラットフォームのことである。

2014年にはブテリン氏がティール奨学金に選出され、奨学金はイーサーリアム開発に利用された。
2014年、ブテリン氏はイーサーリアム財団を立ち上げ、イーサーリアムの開発が本格的に進むことになる。

2015年にはイーサーリアムが一般公開され、2016年にイーサーリアムが安定的に稼働することが確認される。

ヴィタリック・ブテリンは2012年にビットコインなどの仮想通貨に特化した雑誌「ビットコインマガジン」を創刊したことでも知られている。



イーサリアムの仕組みとは

イーサリアムの「イーサ」とは内部通貨のことであり、ビットコインと同様に、採掘者のマイニングによって報酬を得るシステムが特徴である。
マイニングの報酬として、イーサが発行されるのである。


イーサリアムでは、「スマートコントラクト」という仕組みが採用されている。

スマートコントラクトとは、取引や契約を自動化して、スムーズに行うことができる便利なシステムである。
イーサリアムとはスマートコントラクトを実現するためのプラットフォームのことを指す。

ここには、イーサに基づいた仮想通貨の交換サービスや、オープンソースの開発を支援するサービスが提供されているのだ。

イーサは、スマート・コントラクトを運用するための手数料として用いられるのだ。

これは、自動販売機で、利用者が硬貨や紙幣を入れ、飲み物のボタン押したのと同時に、売買契約が成立するのと同じ仕組みである。

人を介さないため、手数料がかからず、面倒な手続きを省くことができる。
提供されるサービスは年々増加しており、無料で誰でも利用できるので、今後も市場は成長し拡大を続けていくだろう。


スマートコントラクトの最大のメリットは、取引時に契約書などを交わす必要がないので、低コストで取引を行うことができる点である。

その一方で、契約内容を簡単に変更できないというデメリットもある。

契約情報はブロックチェーン上で永久的に保存されるので、改ざんされるリスクが極めて低く、安心して取引を行うことができるのだ。
なので、契約にエラーやバグがあった場合でも、修正するのが難しいのだ。



イーサリアムの特徴とは

イーサリアムは仮想通貨の一つである。
開発されたプラットフォームを「イーサーリアム」、プラットフォーム内で使用される仮想通貨を「イーサー」ということもあるが、日本ではプラットフォームも仮想通貨もイーサーリアムとする表現が一般的である。

ちなみに、イーサリアムとは、仮想通貨そのものではなく、分散型のアプリケーションのことであることをご存知だろうか。

イーサリアムというプラットフォームで、様々なアプリケーションの開発が行われ、仮想通貨を上手く活用したインフラとして機能しているのだ。


イーサリアムでは、共通の通貨が「イーサ」であり、開発プラットフォーム上で使われている通貨であるという点が、他の仮想通貨との大きな違いである。
また、「デブコン」という世界中のイーサリアムの開発者や研究者を対象にした会議が毎年行われており、2019年には日本でも開催された。

イーサーリアムのメリット

イーサーリアム2021年5月時点で時価総額は第2位。
ビットコインに次ぐ時価総額を誇る。

イーサーリアムの特徴的な仕様は、スマートコントラクト機能によりブロックチェーン上にアプリケーションを記録したり、契約の内容を保存したりできることである。
ブロックチェーン上でスマートコントラクトを管理するため、単独で改ざんすることはできない。

イーサーリアムはビットコインより複雑な取引や契約が行える点にメリットがある。



イーサリアムはアルトコインの中で一番有名な存在です

仮想通貨と言えば、ビットコインがその筆頭なのは間違いなく、実際にもビットコインとその他といった形で分けられることが多い。
その他をまとめてアルトコインと呼んでいるが、その中でも有名な存在の1つがビットコインと同様にマイニングも行えるイーサリアムだ。

マイニングとは、専用のルーチンを使ってネット上を探索することでその仮想通貨を得ることができる仕組みで、ビットコインやイーサリアムではそれが可能なことから、大規模でそれを専門に行っている会社もあるほどだ。
ほとんど場合、資産価値の高いビットコインでそれを行っているものの、その埋蔵量(発掘が可能な寮)が減ってきた今ではイーサリアムで行うことも増えてきている。

仮想通貨の分け方として、ビットコインとその他という以外にこのマイニングができるものとできないものという分け方もある。
アルトコインの中ではこのイーサリアムとリップルが日本では有名な存在と言えるが、後者は流通量を管理している団体がある為、勝手なマイニングはできなくなっている。

また、流通している分の時価総額を考えてもイーサリアムはビットコインの1/5にまで迫っており、リップルとはよく比較される同士だが、イーサリアムがアルトコインの筆頭だと表現していいだろう。



仮想通貨の代表格!イーサリアムが人気の秘密

イーサリアムといえば、仮想通貨取引に関心がない人でも知っているのではないだろうか。
仮想通貨と聞けば、真っ先に思いつくのはビットコインやリップルなどの人気銘柄かもしれないが、イーサリアムもそれに準ずるほどの知名度を誇っていると言っても良い。

仮想通貨の存在が大きくクローズアップされるようになったのは、2017年後半から翌年初頭にかけての価格高騰であることは間違いない。

当時はビットコインにが注目を集めることになったが、イーサリアムも大きく値を上げていた。


それ以降も、やはり仮想通貨の相場全体を牽引するのはビットコインだが、将来的にはイーサリアムの方がビットコインを上回ると予測する経済学者やエコノミストなども少なくはない。

2021年のイーサリアムの値動きを見ると、ここに来て上昇率ではビットコインを凌ぐことも増えてきている。

その要因として考えられるのは、卓越したブロックチェーン技術である。

金に代わる安全資産にもなり得るだろう。

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