アナログイラストにオススメの用紙3選
アナログイラストを描くなら紙選びも楽しみたい
アナログイラストを描く人にとって、紙選びは重要なポイントだ。紙には様々な種類があり、その特徴や描き心地、発色や画材との相性などは、紙によって驚くほど変わってくる。
しかし、アナログイラスト初心者には、紙選びはハードルが高いもののひとつだろう。
そこで今回は、私が愛用している画材用紙ブランド・muse(ミューズ)の紙を3種ご紹介する。
紙選びの参考になれば幸いだ。
「ケント紙」は鉛筆系の画材と相性バッチリ
ケント紙は、まっ白な紙色とつるつるした髪質が特徴的な紙だ。カレンダーに使われることが多い用紙でもあるので、余っているカレンダーがあれば試しに裏面を使ってみると良いだろう。
凹凸がない紙なので、一見シャープペンや色鉛筆との相性が悪いようにも感じられるが、実は真逆で、鉛筆系との相性が抜群に良い紙である。
塗りムラができにくく、発色も良い、しかも消しゴムでの修正も効きやすいため、色鉛筆ユーザーにはぜひオススメしたい紙だ。
少々癖があるが、コピックとの相性も良い点もオススメのポイントである。
「ホワイトワトソン」はコピックや水彩にオススメ
ホワイトワトソンは、表面に凹凸のある水彩紙だ。にじみ止めがやや強めに施されており、水に強いのが特徴で、コピックや水彩絵の具、水彩色鉛筆などを使ってもよれにくい。
しかも発色が良いので、水を使った絵に重宝する用紙だ。
私は主に、水彩色鉛筆に水を使用するときに、この紙を使用する。
にじみで表現したい人にはやや物足りない紙かもしれないが、あまり強いにじみをだしたくない私にとってはピッタリの紙である。
ちなみに、この紙は「ワトソン紙」を染料で自然な白さにしたもので、元のワトソン紙はややクリーム色をしている。
使い慣れてきたらワトソン紙を試してみるのも一興だろう。
「ニューTMKポスター紙」はオールマイティな紙
ニューTMKポスター紙は、非常に使い勝手が良いベーシックな画材用紙だ。表面にはやや凹凸があるが、ホワイトワトソンやワトソン紙といった水彩用紙に比べれば顕著ではない。
この紙は、非常に多くの場面で活躍してくれる。
色鉛筆、シャープペン、コピックをはじめとするインク画材、水彩絵の具や水彩色鉛筆、アクリル絵の具…
そのどれとも、堅実な相性を見せてくれるのだ。
私は特に、アクリル絵の具を使った絵でこの用紙を重宝している。
水にも強く、紙の波打ちも少ないため非常に心強い紙だ。
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