オススメの色鉛筆3選

色鉛筆は誰でも気軽に楽しめる画材

私は色鉛筆画大好きだ。
色鉛筆は良い。
準備も、片付けの手間もほとんど無い。
色鉛筆を手に持つだけで、子供から大人まで、誰でも簡単に色を塗ることができる素晴らしい画材だ。
本格的な絵を色鉛筆を使い大人の画風で絵を描くには、色鉛筆にもこだわりが必要であるが、その敷居の低さは、他の画材と比べても圧倒的だと思う。


色鉛筆は、種類やメーカーによって驚くほど描き心地が変わる。
ここでは、そんな色鉛筆の中からオススメの商品を3つご紹介する。

ファーバーカステルの油性色鉛筆

ファーバーカステルの油性色鉛筆は、非常にベーシックな使い心地が魅力の色鉛筆だ。
「油性色鉛筆」とは、ざっくり言うと「普通の」色鉛筆のこと。
水彩色鉛筆のように、水を使ってもインクが溶けることはない。
色の名前も「あか」「あお」など明快で、鉛筆本体に名前を書くスペースもあるので、学童向けともいえる色鉛筆だが、低価格で高品質なため、色鉛筆初心者の大人にも十分オススメできる。
この色鉛筆を使って、大人の塗り絵などのチャレンジしてみてはいかがだろうか。



ステッドラーの水彩色鉛筆「カラトアクェレル」

この商品は、ちょうどいい柔らかさの描き心地と、美しく繊細な発色が魅力的な色鉛筆だ。
特に「ケント紙」や、「ホワイトワトソン」をはじめとする水彩紙との相性が良い。
「水彩色鉛筆」と聞くと、難しそう、敷居が高いじゃないか、と思うかもしれないが、水彩色鉛筆だからといって、必ず水を使わなければいけないわけではない。
ただの色鉛筆として扱ったとしても「正解」なのだ。


ただ、水に溶ける色鉛筆という性質上、出来上がった絵の扱いには、他の画材で描いたとき以上に気を付けなければならない。
絵に直接触れるのは避けよう。

ターレンスジャパンの「ヴァンゴッホ色鉛筆」

この商品は、先に挙げたファーバーカステルの色鉛筆と同じく「油性」の色鉛筆だが、ファーバーカステルよりも「油性」の特徴を伸ばした商品であり、使い勝手は全くベーシックではない。
芯は非常に柔らかく、細かい絵の着色には向かず、凹凸が少ない紙との相性はあまり良くない。
ゴッホの絵から取った色が多いため、色揃えもやや独特だ。このようにとても癖が強い色鉛筆だが、だからこそ面白いし、愛着が沸く。
水彩紙に塗るときのゴリゴリという感覚がクセになる。
心のままに大胆に色を塗りたいときに重宝する色鉛筆だ。

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