定年後になって再び趣味の楽しみ
再び、囲碁という楽しみに触れる
定年を迎えて、再び、囲碁の楽しみに目覚めました。ご承知のように特に、最近は囲碁将棋が人気で、特に将棋は藤井聡太君が異常な人気であり、又、囲碁界では若手の小生のファンでもある柴野虎丸くんなどが大いに活躍して大人気となっています。
そういう筆者も囲碁は若い自分よりスクで、熟年になった今日でも楽しんでおりますが。
囲碁は特に年寄りには向いているようで、頭の回転を良くし認知症予防などにも最適友言われているようです。
そういえば、自身は其の年をとっくの昔に過ぎ去りましたが、囲碁や将棋というものは夢中になって「親の死に目に会えない」とも言われているようですが、確かに囲碁というものは夢中になって、時には我を忘れてしまうと言われるほどですね。
ご存知のように将棋というのは相手の王将を詰ませてしまえば勝ち、即ち、王様を動かなくさせてしまえば勝利です。
ところが囲碁の場合は「陣取りゲーム」と言われるように、黒と白とを順番に打ちながら、広い土地を確保したほうが勝ちになるのです。
つまり、覚えてしまえば単純なゲームですし、誰でも簡単に覚えられるものです。
そして、やればやるほど強く成れるのも将棋や囲碁の特徴でも有るのです。
先ずは機会を捉えて囲碁に接してみよう
実は私が囲碁に興味を持ったのは既に中学生の頃で祖父から教えてもらったものですし、以降、本格的にたのは大学時代でした。其れ以来、今日まで会社の仲間や地元の囲碁会、碁会所などで良く打っておりますが、深い研究心が余り無い為かアマチャア2、3級クラス止まりで、其れ以降は正直一向に上達しません。
最近特に、国内や世界において普及に寄与したといえるものが漫画やアニメであると思いますが、今ではテレビ(NHK教育)でも放送されているし、CS放送では囲碁将棋専門チャンネルもあります。
此等のことが国内での囲碁ブームの火付け役になったことは勿論、それは世界に波及し、世界の人もそれを見て興味をもち、はじめた人もいると思います。
囲碁に限らず他のものでもそうですが、なによりも大事なのは「そのものに触れる機会」をどう作るか、これに尽きると思いますね。
それまで興味がなかった、接点がなかったという人にどのようにして興味を持たせて取り込むか、これは囲碁においても永遠の課題でありました。
ネットの普及で益々の囲碁人気
ところが、昨今ではネットの普及でパソコンさえあれば、何時でも、誰とでも打つことができる世の中になったのです。これは、囲碁ファンには有難い事です。
多いに利用する価値はあると思います。
特に最近ではAIの発達によって人間とコンピューターの格差がなくなってきたようですが。
ところで前にも触れましたが、昔からNHKの日曜日の「囲碁」の番組がありますが、囲碁は打ち方は知らなかったけど何となく面白くて時折、暇に任せてみておりました。
又、CS番組でも囲碁将棋の時間といって、一日中この番組を放送しているようですが、いずれにしても初期の時間帯では初めの前半は、初心者でも判るような解説もあるのですが、こちらもサッパリ判りませんでした。
そして近頃、近所の同年代の方からお茶を飲みながら、囲碁の打ち方を教えてもらったのです。
囲碁は19路四方の盤で、黒石と白石が交互に打ち合い、最後の勝負は広い面を獲得した方が勝ちになるのです。
この時、石を囲むと取ったり、取られたりの攻防があり、相手の石を取るように攻めると見せかけて、結果的に広い陣地、地所を獲得するのです。
囲碁は経験を積んでなだらかに上達する
即ち、囲碁の場合、極端な話をすれば「白と黒の石があり、これをお互に置いてゆく(打っていく)」ということと、「盤上の直線が交差するところに打っていけばいい」という規則さえ判っていれば始められるのです。この単純な基本ルールこそが囲碁の魅力の一つであり、同時にそれは老若男女、日本国内だけではなく世界においても受け入れられやすい要因だと思います。
因みに将棋は、最後の大手で王将を積ませる事で勝ちになり、相手のコマを動かせなくすれば勝ちですが、囲碁の場合は広い面積を獲得した方が勝ちになります。
将棋の目標は一箇所のみに集中するが、囲碁の場合は好きな場所を獲得すれば良いのであって、はっきりした目標はありません。
それだけに、打ち方が最初は戸惑いましたが、次第に要領やコツを覚えると実に面白く、楽しくなってきました。
因みに、将棋場合は、上級へ上達するのが非常に難しいといわれようで、階段状に上達すとも言われ、即ち、其れ相当に「厚いカベ」があるといわれます。
一方、囲碁は数をコナセば直線的に上達するとも言われてます。
熟年、老後の楽しみが一つ増えたようで、驚きと同時に楽しみが一つ増えたことも確かです。
囲碁の面白みは実に味わい深いのです
ところで、実を申しますと囲碁というのは単純なゲームで一言で言えば、単なる「陣取りゲーム」でもあるのです。して、結果として相手よりも多くの土地(領域)を稼げば勝ちとなるゲームです。
しかし、その途中の過程には実に言いようのない手練手管が用意されていて所謂、七変化があって其の「七変化」こそがが囲碁の本当の醍醐味と言えるのです。
これが実は本当の囲碁のオモシロさというわけなのです。
正直言いますと、囲碁は単にルールを覚えたり、定石を覚えただけではダメで、初心者や初級者の壁というものがあるのです。
この過程である何段階もの壁を突破するごとに囲碁という世界が更に更に開かれ、更に上を目指しながら上達する事が出来るのです。