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描いている環境を見直し、工夫してみる
デジタル絵を描くにあたってタブレットPCやスマートフォン、液晶タブレット、板タブレットといったすべてのデバイスにおいて共通しているのが「アナログ絵を描くときとは使い勝手が全く異なる」という点だ。最近ではネット環境が幅広い年代に普及したこともあり、デジタル絵を描く際にあたっての豆知識が出回るようになっていった。
それを生かして、自分の使っている環境をまず見直してみるのが一番だと考えている。
自分がおすすめしたいのは「デバイスの角度を変えてみる」「フィルムやペンの種類を変えてみる」まずこの2つである。
また、上記を試す上で「描きやすい≦身体に負担がかからない」を意識して変えてみてほしい。
丸や線を綺麗に描けるようにする練習
イラストソフトを実際に使ってみたことのある方ならご存じだとは思うが、アナログとは違いひとつ前の作業に戻ること(取り消し)が出来る事が最大の魅力だ。しかし、それに慣れてしまうことで「失敗しても大丈夫」という気持ちが生まれ、やり直しては描いての繰り返しとなり、結果的に線画を書く時間が大幅に増えてしまうことがある。
それを改善する際に良いのが「丸や線を綺麗に描けるようにする練習」である。
アナログでやる場合は、裏が透けて見えるコピー用紙などがおすすめだ。
- 自分の描きたい丸を意識しながら描く
- 描いた後、デジタルであれば「左右反転」機能を使い、アナログであれば裏返して光にあてて透かしてみる
- 自分の想像通りに描けていなかった場合は1に戻って再度試してみる
線を練習する場合でも同様である。想像した形を正確にアウトプットする力がつき、描き直す回数が減る可能性があるので是非試してみてほしい。
自分のイラストを描く工程をあらかじめ1つは決めておく
デジタル絵を描くにあたって利用するイラストソフトは、機能が豊富なものが多い。つい毎回、新しいものを試してみたくなる気持ちもあるが「自分といったらこの描き方」といったものを一つ用意しておくことで、描きたいと思った際に即作業に取り掛かることが出来る。
一例にはなるが、自分は背景がないイラストを描いた場合「仕上げの加工はスクリーン(レイヤー)にして、空気感を出すために青色で塗る」「オーバーレイ(レイヤー)を作り、橙→紫のグラデーションで鮮やかにする」といった決まりを持っている。
勿論イラストの雰囲気や色味によっては変えることもあるが、キャラや枚数をとにかく増やしたいといった場合には上記のような決まった工程を用意しておくことで、効率がぐんと上がるきっかけになっているのだと考えている。
描くときは身体が資本。休むときはこれを試してみて
イラストを描く際は長時間同じ姿勢だったり、集中することが多い。不規則な生活になりやすい為、休むときはしっかり休んで次に描くときに備えるべきである。
自分の場合、業務が終わった際には下記の方法を試している。
- 両手を背中側に組み、胸をそらし、息を吸いながらゆっくり伸ばす→ゆっくり息を吐きながら元に戻す※5セット程繰り返す。
- 温めたタオルを目の上にのせ、10~15分ほどぼうっとする
- 地面に座って胡坐をかき、体を左、前、右とゆっくり倒しては戻すを繰り返す
作業の合間にするのもよしである。(やりすぎは厳禁)
よく手や腕の筋肉がよく使われていると思われがちだが、実際には全身に負担がかかっている。
定期的にストレッチをすると疲れが取れやすい為、是非明日からやってみることをお勧めする。
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