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絵を描く技法アタリ

絵が描きやすくなる或いはバランスが取りやすくなるといった技術や、それを身につけるためには様々な絵の技法を学ぶ必要がある。
基本的な絵の技法として「アタリ」はおおまかな位置や構図を、絵を描き始める際に予め決めることだ。
絵を描く際はまず「アタリ」をとり「ラフ」を行い、その後「下絵」へと進むという流れになる。

絵またはイラストに違和感がある場合は「アタリ」が原因であることが多く、その理由は芯となる部分の「アタリ」はバランスを決める大事な工程になるためである。
「アタリ」は人物の立ち絵など、イラストの根幹になる部分であるため確実にとってから描く必要がある。
絵を描く際はキャラクターのポーズ、或いは身体の各パーツにおける大筋の長さを決める工程が「アタリ」の役割りになる。
なお「アタリ」の工程においては、細かな筋肉並びに骨格の形などは必要ない。



絵の技法におけるパースとレイヤー

絵の技法である「パース」は透視図を意味し、遠近法の背景などに用いられている。
背景及び人物などにも「パース」が用いられ、消失点の数により1点パースと2点パースや3点パースなどがある。
初めは少し難しいと感じる場合が多いことだろう。

しかし絵自体に使い分けを学ぶことにより、バリエーションを表現できるようになるまでパースを取れるように練習することがおすすめだ。
またデジタルツールの「レイヤー」は、大半のイラスト作成用ソフトに装備されており画像を層に分けて重ねる技術である。
デジタル絵の基本は「レイヤー」を多用し重ねることにより、絵において遠近並びに深みを出す上に色の塗り分けを容易に行うことが実現できる。
「レイヤー」の分け方は絵を描く人により異なるため、自分に適した分け方を試行錯誤しながら決めていく方法がおすすめだ。



絵の塗り方アニメ塗りとグリザイユ画法

絵の塗り方においては画法として「アニメ塗り」と、「グリザイユ画法」など他にも、厚塗り、など幾つかの画法がある。
絵の塗り方においては線画を作成した後基本的にベースカラーを塗り、最後に影つけを施すといった流れで行うことが「グリザイユ画法」を除き一般的といえる。
「アニメ塗り」は色の境目が、しっかりと分かれている特徴を持っている。
修正を施しやすいことが「アニメ塗り」の良い点になり、初心者の目視においても上手下手などの判断が可能である。

また衣装の情報量或いは小物を多くした場合においても、画面がパンクせずまとまりを表現可能な訳は塗りの情報量が控えめであるためだ。

一般的な塗り方に対して工程の順序が逆である「グリザイユ画法」は、まず初めに影を書き入れる部分から施す画法である。

カラーの考慮を行わず最初の工程から、終盤の手前の工程までを明暗のみで描き進む。

最後の仕上げとしてアクセント的に、カラーの色を乗せ完成となる画法である。
この画法のメリットとして色より先に、影をつけるためイラストに立体感をつけやすいことだ。

もしくは「レイヤー」の枚数を減らすことが可能であることなどが挙げられる。 

グリザイユとは?

無彩色のモノクロームの下描きを生かしつつ、色を後から付けて各部が完成させる絵の塗り方。
グリザイユは油絵以外にも、水彩、デジタル絵、アクリル画など多くの絵画で使用される技法であるが、鉛筆やデッサンでは使われない。



自分オリジナルの絵を探求する

絵の上達において最も必要なことはたゆまぬ練習が重要であるという覚悟であり、「アタリ」をはじめとして「バース」や「レイヤー」などの技術研鑽においても同様だ。

また絵の塗り方における「アニメ塗り」や「グリザイユ画法」なども然りといえる。
全てにおいて練習の上に成り立つものだということを、技法と画法などに拘るのみでなく忘れないようにする注意が必要だ。

デッサンと模写やトレースなどは勿論のこと、絵の上達には自分オリジナルにおける絵の描き方も模索し続ける必要がある。

絵を描くことが楽しくなるためには自分自身が描きたい画法、或いは施しやすい画法を探求し使い分けが可能になることが近道である。

それらを踏まえた上で、より専門的に身につけるべき技法並びに画法を習得しよう。

そして自分オリジナルの描きたいと希望する絵を、多く手掛けていくことが上達への最短距離だといえるだろう。

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