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多彩な色を活かせる。

水と絵具の溶き具合によって、一つの色でも、何色もの色合いを表現できる。またその上に他の色を塗り合わせることによって、何倍もの色の表現が可能である。
薄い色のフィルターを何枚も重ねる如に、きらびやかな色彩を表現できる。
下地に塗った色に重ねることによっても、違った色彩になる。

他の油絵やアクリル画とは違って、色を重ね合うハーモニーが大切であり、その色が上手く調和すると自然な色調になる。
自然の風景が空気と溶け合っているように、水彩画も、色が溶け合う事ができる。

その色調がしっくりいくと、自分の表現したいものに近づくことができる。



紙と絵具との相性

使う紙によって紙質が異なり、水と馴染みにくい紙や、すぐに水を吸収する紙がある。
それについては、自分の好みに合った紙質を選んで使うと良い。
水彩画は、水絵(みずえ)であると思うので、紙と水の関係が、一番重要なポイントである。

紙の上に水を垂らして書くと、吸い込み具合などが異なるので、自分の好みにマッチする紙を選ぶ。

自分に合った紙を選んだら、自分の描く調子が上がって書きやすくなる。


画用紙の紙質はたくさんあるから、いろいろ試して経験してみれば、自分と折り合いのつく紙が見つかる。

それが決まれば、自分にとって、水彩画の絵の具がより扱いやすくなり、表現し易いキャンバスになる。

描いている時の色と乾いた時の色が、水の加減で微妙に異なるので、それも重要なポイントである。



多彩な題材を選べる。

見上げた空・雲・太陽、遠くに広がる大自然や山々や、街角の風景、生き生きとした人物の顔、音楽のハーモニーなど何でも表現できる。
また生活の中の身近な題材の移り変わる様子を瞬時に捉えて表現したリ、自分の心の移ろいのイメージを描くこともできる。

また、特に日本の四季の移ろいを、細やかに紙の上に映し出すことができる。

葉書にでも、小さな紙にでも、また大きな紙にでも、自由に描いて、宇宙でも描きだすことができる。

水と絵の具を、筆でかき混ぜることによって、一瞬にして、自分の求めるものや心が、描く題材となって、自由に表現できる。

描くオブジェの温度や湿度や体感できる空気感までも、溶け合って紙の上に表現することができて、水彩画で優しく表現できる。



少ない道具で描ける。

筆一本と絵具とパレットと水入れと水があれば描ける。
パレットは、台所の白いお皿でもいいし、筆は習字の筆でもいいし、水入れはコップでもいいし、少しの絵の具でも描ける。

画用紙がなければ、お菓子やカレーの空き箱などをハサミで切って開けば、画用紙の代わりになる。

道具を構えて描かなくても、台所でもどこでも手近にある紙のモノを使って描けば、そこがアトリエになる。
旅先で描きたいものに出会えば、そこにある紙質のものに描き、筆がなければ、指を使って筆がわりに描くこともできる。

サステナブル(持続可能)な表現ができる表現方法が可能である。

いつでもどこでも絵具さえあれば、場所を取らずに描け、色彩を表現できる。

簡素で素直な表現ができる表現方法である。

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