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人物画の基礎

人物画を描く時に、よりリアルに描きたい。そう思うなら、目の描き方にこだわるべきだ。
なぜなら、目ほど人の感情を表す部分はない。
他の部分がいかに精巧に描いていても、目の描き方がおろそかでは、人物は生き生きとは見えないのだ。
では、具体的にどのようにすればいいのかというと、それはできるだけ薄い色から始めることだ。

間違いやすいのが、いきなり濃い色で塗りつぶしてしまうことだ。
確かに、人間の目というのは黒く見える。
だが、実際に黒くしてしまうと、そこには人間らしさが出ないのだ。

目を描く時には、できるだけ薄い色から始めて、徐々に濃くしていくことが大切だ。
そして、白い部分で輝きを表現する時には、あまり過度にしないことも重要だ。



動物画の描き方

人間と違い、動物というのは体毛で骨格が覆われているため、デッサンがしにくいと感じる人もいる。

だが、動物ならではの特徴を知れば、描きやすくなる。動物の多くは、その体のラインは丸みを帯びている。

まずは、様々な丸を組み合わせて、好きな動物を表現するように心がける。そして、後は耳や目を付け足すだけでいいのだ。
また、動物画を描く時に悩むのが、毛の描き方だ。

誤った描き方としては、1本1本を丁寧に描こうとすることだ。
あまりにもリアルに描くと、全体がゴチャゴチャしてきてしまう。
描く時には、あっさりした感じを意識するのもコツの1つだ。
また、いきなりリアルな動物画というのは、初心者にはハードルが高い。
最初はイラストのような簡単なものから始めると成功しやすい。



風景画の描き方

風景画を描きたいという人の多くは、いきなり木や山を描こうとする。
だが、一見すると簡単そうな木や山というのは実はかなり難しい題材だ。
風景画を上達したいと考えるなら、まずは木や山などが少ない、空や海を意識するといいだろう。

空や海などは簡単すぎると感じるかもしれないが、そうではない。空や海というのは、決して単純ではない。

たとえば、空には雲がつきものだが、すべて同じ形ではない。
描く時には、雲は非対称にしたり、大小様々な大きさにすることが必要だ。
また、海を描く時には波も必要だ。
その時には、ブラシの先端に白い絵の具をつけて飛ばすという方法もある。

空や海が描けるようになってから、木や山を描くようにすると、上達が早い。



建物画の描き方

ビルディングの街並みを描きたいと考えた時に、ハードルとなるのが建物の描き方だ。単に四角い形に窓を描いただけでは、まるでイタズラ描きのようだ。
まずは、ジッと建物を観察してみよう。ビルなど建物は、窓やドアだけだろうか?
そこには、柱や縁などがあったり、豪華なエンブレムやオブジェはないだろうか?

建物をリアルに見せたいなら、そのディティールにもこだわることだ。ディティールを丁寧に描くことで、よりリアルさが増す。
そして、忘れてはならないのが遠近法だ。

遠近法は難しいと考える人もいるが、簡単に描く方法がある。
それは、手前の建物を大きく描いて、奥を小さく描くことだ。

それだけで、絵に奥行きが出るため、全体的に遠近感を感じる。

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